「北の賢治・南の南吉」として、賢治に並んで指折られる天才的な童話作家新美南吉が、三十歳で惜しくも病死するまでに残した珠玉の作品十六編を収録。
豊かな郷土性と清冽な詩情をもって、庶民の素朴な善意と、人生の哀歓を謳い上げた名作集。