大正7(1918)年7月鈴木三重吉によって創刊された『赤い鳥』は,日本の児童文学に新しいページを開いた。下巻には,この『赤い鳥』に掲載された芥川竜之介「蜘蛛の糸」,有島武郎「一房の葡萄」等の作品をはじめ,島崎藤村,浜田広介,宮沢賢治,内田百閨C坪田譲治,椋鳩十,新美南吉など大正・昭和の名作21篇を収める。