アトピー性皮膚炎に苦しむ6年生の玉絵は,若いおじの桂さんと海辺の温泉へ治療湯治にいきました。
そこは,オチパクライという土の神さまと,ホルトダヌキという人間そっくりに化げるタヌキの伝説の里でした。ある日,犬に化けたホルトダヌキにみちびかれてクレヨン王国に入った玉絵は,オチパクライととんでもない約束をしてしまいます。
6年生の玉絵は,アトピ―性皮膚炎の治療のため,地元の名家,松吉家のせわになっています。
あるとき,玉絵は閉鎖の運命をぶたどる分校(茶色の学校)をめぐって,おかしな動きがあることに気づきます。クレヨン王国の土の神オチパクライに茶色の学校を守ると約束した玉絵は事件の調査をはじめたのですが,正体不明の魔の手がのびて……。