空色のタクシーで幼椎園の見学に行った子だぬきたち。あんまり楽しくて、ついしっぽをぶらんと出してしまいます(「春のお客さん」)。子ねこのシロが赤い長靴をはいているのには、わけがありました(「よもぎ野原の誕生会」)。大すきなえっちやんのために苦しい夢ばかり食べて、バクはすっかり病気になってしまいます(「パクのなみだ」)。−−など、ふしぎなやさしさに満ちた童話12編を収録。