九月のある夜、聞きなれないもの音で目覚めたゆりは、おじさんの船長が小指の先ほどのかわいらしい生きものと話しているのを見て目を丸くした。すぐに、ゆりもちびちぴ人と仲よしになり、やがてでかでか人を知る。---豊かな想像力と磨かれた感性とで織りなす香り高い名品。講談社児童文学新人賞受賞作。