才能のない未熟な少年芸術家が、必死になってセロを励んでいると、夜ごと動物たちが訪れ、天啓のように芸術に開眼するという感動的な童話「セロ弾きのゴーシュ」以丁11篇をおさめた。「オッペルと象」「北守将軍と三人兄弟の医者」「グスコーブドリの伝記」それそれ詩であり、寓話であり、大人の読む童話である。